2024.06.23 バラモンキング2024
参加者:下田、鬼塚(薫)、石坂、千葉、若月夫妻、飯田(レポート)
応援:鬼塚
【序章】
2019年にバラモンキングにてロング初挑戦。エイジ入賞する先輩方から刺激を受け、自分も5年後にエイジ入賞することを目標とした。
あれから5年、少し短縮されたコースでその目標に挑戦する時がやってきた。
が、度重なる故障で練習が充分に積めない日々。特に2月に左肩を亜脱臼してからは激痛で泳ぐことすらままならない。目標達成に黄色信号が点る。 同カテゴリーの参加者の過去の成績を調べてみると、ライバルとなりそうなのは8名。ほぼ気持ちは諦め状態でレース直前になっても全然追い込めない日々。果たして目標に届くのか?
【6月21日 金】
タチトラからの参加者はバラバラに福江に入島。宿もバラバラ。
私は下田さんと長崎空港→長崎港(高速バス)→福江(ジェットフォイル)というルート。
港で鬼塚(薫)さん、石坂夫妻と合流。
福江入島後、宿に荷物を置いてすぐに選手登録会場へ。
トランジションバックやレースナンバーを受け取り、説明会に参加して宿に戻る。
バラモンのコースはバイクスタートとフィニッシュの場所が異なるのが特徴。
故にトランジションバッグもスイム、バイク、ランの3つ用意しなければならない。
3つのトランジションバッグを準備し、入れ忘れが無いか何度も何度も繰り返しチェックした。
【6月22日 土】
小雨が降る朝、バイクが保管されている体育館まで歩く。島内の物流に支障をきたすとのことで、バイクは指定された体育館に送ることが定められている。体育館内はWcup バレーボールの試合ができそうな広さで、バイク組み立てスペースは充分すぎるほどに確保できる。組みあげたバイクに乗って宿に戻り、ランのトランジションバッグを持ってバイク預託へ。預託を済ませて宿に戻るも午後はやることがない。天気予報を1時間毎にチェックする。明日の予報は雨+強風のまま変わらず。21時にはベッドに入って就寝。
【6月24日 レース当日】
朝3時に起床。簡単な朝食が用意されているはずが準備されていない。結局朝食は食べられずに宿を出る。4:45発のバスに乗り30分ほどでスイム会場に到着。風が強い!。あたりはまだ薄暗いが海はそれほど荒れている様には見えない。が、この天候では救助が難しいとのライフガードの判断でスイム中止がアナウンスされた。これだけの強風だとボードに乗ったライフセーバー達も簡単に流されてしまうだろう。肩の痛みで泳ぎ切れる自信はなかったが、スイム中止でラッキーとは思わず、泳ぎたい気持ちは強かった。
程なくバイクスタートは7:20とアナウンスがされた。スタートまで1時間半、時間を持て余す。 7:10、「優先エントリー枠の3名はスタート地点に集まってください!」とアナウンスが流れる。3名のうち1名はゆりかちゃんでテレビカメラが彼女を追っている。一般参加者がスタートラインに向かって並び始める。先頭でも最後尾でもタイムは変わらないから後ろから出ようと石坂さんと話し合う。最後尾スタートならランの周回路で自分のポジションがわかり易い。我々より後ろに並ぶのは若い世代の参加者のみ。ふと海に目を移すとすでにスイムコースのブイは全て撤去されていた。
【バイクパート】
5人ずつのローリングスタート。
だが、後方からのスタートは長らく待つことに。いよいよ我々のスタートが迫る。3列前に並んでいる石坂さんの背中から少し緊張感が伝わってきた。
スタート!
ゆっくりとしたペースで入る。
が、脚が重い!
「俺、大丈夫か?」と不安が頭をよぎる。
15Kmほどで周回路に入るとそこからしばらくは対面通行区間。前方は少々混み合っている。
トンネルを抜ける直前で前のバイクを抜きにかかる。が、そのバイクも前を追い抜きにかかり、3台が横並びに。すると、反対車線で風に煽られてセンターライン側に寄って向かってくるバイクが目に入った。セントレアの事故が頭をよぎり、すかさずブレーキをかけて後ろに下がった。
トンネルを抜けると強風に大きくあおられてフラつく。対面通行区間でDHポジションが取れる風速ではない。対面通行区間を過ぎてからはDHポジションで走るが、風が強くて前に進まない。
雨が腕に突き刺さって痛い。こんな時はヘルメットのシールドがありがく感じる。
調子が悪そうなのでエイドでは止まらずにタイムを削ることにする。
それにしてもコースはアップダウンばかり。雨に濡れたカーボンホイールはブレーキが効かない。
下りは常にブレーキシューをリムに当てて乾かしながら慎重に。ディスクブレーキのバイクに大きく離される。それでも同年代の人たちをパスしてゆく。ムキになって抜き返す人が現れる。
一定のペースで走っていても抜いては抜き返されを繰り返す。痺れを切らしたのかその人はペースを上げて視界から消えていった。
2周回目に入る。対面走行区間の折り返し地点、先ほどの人が視界に入る。が、またしてもペースを上げて消えてゆく。そんなに頑張っちゃって大丈夫?、と心配になったが、心配した通りで、120km地点あたりでその姿が目に入る。ダンシングしながら登っているが遅い。抜き返されるのも面倒なのでちょっとだけペースを上げて抜き去った。ここまでノンストップで走り続けてきたからか、雨の影響なのか、かなり堪えた。
「もうこんなきついレースに出るもんか〜!」と心の中で叫んでいた。残り数キロは疲労抜き区間。軽くペダリングしてバイクを降りた。
【T2】
テントの中で同エイジグループの人を何人抜いただろうか?と振り返るも多くを抜き去った記憶は無い。ランの頑張りで目標に届くかが決まる。だが、脚は重い。
「休まず走る!、いや休まずに走ろうかな、走れるかな?」と自分の中でどんどんトーンが下がってゆく。
着替えを詰め込んだトランジションバックをボランティアに預けてランコースへ向かった。
【ランパート】
雨は気にならないくらいに小降りになっていた。
「ここからフルマラソンか〜」、と気持ちがどんよりと曇る。
走り出してみると、やはり脚が重い。少し大きなフォームで走ってみる。最初の1キロはキロ5分。そこまで悪くはないか。
ランはサブ4ペースで走り切りたいと考えていた。予定通り5分半にペースを落として淡々と走る。エイドは1つ飛ばし。
約3Km毎にスポドリ吸水するプラン。ランコースもアップダウンだらけ。「こんなアップダウンばかりのコースだったっけ? サブ4はちょっと厳しそうだな。」、と弱気な自分が顔をだす。
1周回目は歩かずに走る事を心がけた。昨年の佐渡ほどではないが、蒸し暑い。千葉っち、その後ゆりかちゃんとすれ違う。二人とも快調そうには見えなかった。脱水気味で脚が攣りそうなんだろうなと推測した。そして、自分の脚にも攣りの兆候が現れはじめた。雨だと喉が乾いた感覚が無いため、ついつい吸水を怠ってしまう。気をつけていたのだが。攣ったら終わり、でもペースを落とせば抜かれる。
どうする?どうする?と葛藤していると、前方から一世が。抜ける距離ではないが意外に近いところを走っていた。 脚攣りか?それともバイクで足を使い切ったか?
折り返し約2km手前、エイジトップとすれ違う。 残り30Km、差は約4km。「もしかしたら捉えられるんじゃないか?」 ちょっとペースを上げてみる。折り返し地点までで前を走る同エイジは2から3人か。気持ちは追っかけモードだが脚は思うようには動かない。攣らないように騙し騙し走るのみ。しばらく淡々と走っていると、先方からニコニコ笑顔で快調に走る石坂さんが現れた。
追いつかれそうな勢いを感じる! 実際には追いつかれない距離差なのだが。
2周目に入る手前、マークしていた同エイジトップの人が目に入った。10km走っても差は全然詰まっていない。捉えられないと悟った。2周回目の証である黄色いリストバンドを受け取り、折り返す。ここまで2時間4秒。予定通り。だが、脚は攣る寸前。ここから残りを2時間半以内に走り切ろうと切り替える。
「残りハーフも走るのか〜」とブルーな気分でエイドに立ち寄ると、ボラのお母さんが「あと1周しか楽しめないんだよ、がんばれ!」と諭してくれる。こんな時にマインドセットのあり方を教えてくれるお母さんに感謝だ! この苦しさを楽しもうと気持ちが前を向く。
しかし、攣りそうな脚はそう簡単には動いてくれない。効果は無いだろうと思っていたサロンパスを試してみる。しばらく走ると攣りそうな感覚が薄れてきた気がする。このまま騙されてみようとエイド毎にサロンパス補給をすることに。2周回目の折り返し地点手前(約30Km地点)、エイジトップがまた視野に入る。全然距離が詰まってない。
折り返しまであと1kmのところで青ジャージを着た同エイジとすれ違う。残り約12kmくらいなら捉えられる!と力が湧いてきた。ペースを上げて青ジャージを追いかける。しばらくして青ジャージがやっと視界に入ってきた。追う、追う、とにかく追う。不思議と脚攣りは気にならなくなっている。抜きにかかる手前で、あれれ???、60代とは思えない肌のハリが!。
「この人、ちょっと若くない?」レースナンバーを確認しなくとも 違うと判った。
もう一人青ジャージが前に見えた。あれか!とまた追いかける。
が、こちらも違うエイジの方でした。前方にはもう青ジャージは見えない。ガクッとペースが落ち、ところどころで歩きが入るほどに。上り坂は歩くの許すが、極力止まらず前に進む。ちょっときつめの上り坂、歩きながら登る。走らない自分の甘さを感じていると、そういう時にあの男が現れる。
石坂さん。その笑顔の破壊力に「やばい!」とつい声が出た。「いや、追いつかないから大丈夫だよ!」と返してくれた。どうしたら笑顔で走り続けられるのか?。
とにかく前に進もう。
おそらくエイジ3位。
残り5Kmがいつも以上に長く感じた。
最後のエイドステーションをパスしてフィニッシュエリアへと急ぐ。あと少し。
下田さんとすれ違う。
バイク関門を突破してランに入れたのが自分のことの様に嬉しく感じた。
下田さんの底力でなんとか完走してほしいと願った。
フィニッシュゲートに向かう分岐点が近づく。すでにゴールした仲間達が目に入った。
「エイジ3位、抜かれるぞ!」と千葉っちに脅かされる。
騙されたふりして全力でブルーカーペットを走り抜けた。
フィニッシュゲートの裏で少し休んだ後、バイクとトランジションバッグを受け取り、宿に戻る。
シャワーを浴びた後にスマホを手に取るとタチトラ練習会のメッセンジャーには速報がアップされていた。
エイジ2位だったと知った。
追っかけた青ジャージは結局のところ幻だったのか?
しばらくして鬼塚(薫)さんも潰れながらも完走できたとの連絡が入ってきた。
彼女の精神力の強さには毎回毎回敬服させられる。
残るは下田さん。ゴールを見届けるために宿を出ようとしたその時に下田さんから着信が。
「関門に引っかかり、ラン1周回で終わったのでこれから宿に戻る」、と。
これで全員のレースが終わった。
【レース後】
我々が宿泊するゲストハウスに若月夫妻を迎入れ、同室となった方々も交えて簡単なお疲れ様会が開かれた。
同室となった一人は外科医で、どうしたら足攣りを防げるか?カーボローディングの正しいやり方は?などなど、とても有益なお話を聞きながら、
若月夫妻に買ってきてもらったほか弁当を食べる。すでに若月夫妻は切り替えて前を向いている。
ゆりかちゃんは「来年は絶対に勝つ!」とリベンジ宣言し、一世は「マラソンやります!」とその場でマラソンにエントリーしてる。
なんと切り替えの早いことか。
【6月25日 レース翌日】
早朝、雨でずぶ濡れのバイクを押して体育館に向かう。濡れたバイクをフィニッシャータオルで拭く。丁寧に水気を拭きとる気力がない。輸送中ダメージを受けないように梱包し、佐川急便に預けて宿に戻った。 同室だった2名はちょうど帰路に着くところであった。
「来年もここで会いましょう!」と嬉しい言葉をかけていただいた。近所のサンドイッチ店でたまごサンドとカフェラテを買って帰り、宿でゆっくり朝食タイム。下田さんのスマホから流れるジャズが心地よい。10時過ぎ、同室だった残りの2名のお迎えタクシーが到着。それに合わせて我々も荷物を持って表彰式の会場に向かった。
初の表彰台。
表彰される選手達は事前登録を済ませ、指定された席に着席してその時を待つ。
総合、A Type、B Typeの順に表彰される。
名前が呼ばれて壇上に並び、楯を受け取って記念撮影。
表彰式が終了した後、タチトラの参加者全員で記念撮影を済ませて港に向う。
ジェットフォイルで長崎に上陸した後、下田さん、鬼塚(薫)さんと3名でカフェに入る。
プリンアラモードとホットコーヒーをオーダー。コーヒーはサイフォンで淹れてくれた。
ゾンビと化した身体は甘いものを欲していたようだ。 東京まで帰れる気がした。
【感謝】
悪天候の中、最後まで大会を支えてくださったボランティアの皆様、大会関係者の皆様に感謝申し上げます。
そして今回ご一緒させていただいた、チームの仲間にも現地でお世話になりました。
ありがとうございました。
【旅程】
金曜日 羽田8:25発 ー 長崎10:25着
長崎港14:50 ー 福江16:15(ジェットフォイル)
月曜日 福江13:40 ー 長崎港15:00 (ジェットフォイル)
長崎18:15 ー 羽田20:00
2024年7月14日
第42回全日本トライアスロン皆生大会
参加者:千原さん、林(レポート)
二人とも去年のリベンジを果たしました!
千原さんはエイジ1位🎉
私はエイジ15位でした。
以下、レポートです。
去年ランの23kmでリタイアし、リタイア直後から悔しくて来年絶対完走する!と決めて1年間練習してきました。ただ、フルマラソンを2回走るも胃腸トラブルで上手く行かず、練習でロング走をやっても上手く行かずで、こんなで皆生完走出来るのか?と思いながらも色んな方にアドバイス頂き、補給方法を試行錯誤し、やってきました。
ゴールデンウィークに皆生ランコースを試走して、皆生の為に準備してきたので今回完走出来てとても嬉しかったです。
バイクはいつも輪行で運んでいましたが、今年はトラショップからシクロエクスプレスで輸送。
宿では預かりが出来ないと言われたので営業所止まりで発送。2週間前にバイクを箱に入れて伝票を書き、梱包。この時伝票に皆生前日13日に受取ります。と書いたのが本当に良かったです。シクロエクスプレスでは発送から10日間しか預かりが出来なく10日経ったら送り返されるそう。
メールのやり取りで調整してもらい13日着で発送。
金曜日の夜、仕事終わり、大阪に移動。土曜日朝、家族と車で米子市へ。営業所に向かい、バイクを引き取り。240サイズの箱を車に載せましたが、箱が思ったより大きくて、車がワンサイズ小さかったら乗らなくて営業所から自走になっていました。昼からの受付と開会式へ。例年開会式は、競技説明等含み2時間程ですが、今年は事前にユーチューブでの確認となり、30分程で終わりました。当日の朝ごはんと水分を買い宿へ。駐車場でバイクを箱から出し組み立てるも、店長がやっていたようにテキパキ出来ず家族総出で1時間程かけて組立完了!
これ1人だと結構大変でした。初めての作業は時間が掛かりますね。
レース当日、3:30起床、朝ごはんやボトルを準備して5時前に宿出発。
小雨。今年から選手駐車場が2km離れた所になったので、会場近くで降ろしてもらい、会場入り。
ベルチェック、チリン♪を確認されトランジションへ。少し遅かったらベルチェックが長蛇の列に…。スイム競技有、波高0.5mです、とアナウンスが聞こえてくる。
当日受付、アンクルバンド受取、スペシャルドリンクを預けスイム会場へ。
スイム試泳、ごちゃごちゃで毎回ヘッドアップして当たらないように泳ぐ。
水は温かいが波があるような…。スイムスタートを待つ。
天候雨、最高気温27度、水温26度
■スイム(3km)
入水通過930人一斉スタート、真中より前くらいに並ぶ。スタート前に毎年恒例の、当てられたら「ありがとう」当ててしまったら「ごめんなさい」ノーバトル宣言。
スイムスタート。
スタート直後からバトル、例年無いくらいバトルがずっと続く、「ありごめありごめ(笑)」、
500m通過が13分。予定より3分遅いと思いつつ密集状態は終わらない。
次の500mも14分30秒、調子悪い、ゆっくり行こう、このままだと1500m40分(30分予定)か…。
密集状態変わらないまま前半終わり40分で折返し、制限時間は60分。
水を飲んで後半へ。後半は、めちゃ泳ぎやすく目標物も見やすい。9分、8分、9分と調子戻った?とバトルなく泳げました。
あとあと前半の潮の流れが強くてTOV(タイムオーバー)88人居たそうです。
■バイク(140km)
ドリンク:ccd水割500ml, ccdスポドリ割500mlを20分毎、高菜ミニおにぎり×2、どら焼き×2、塩ジェル×2、塩タブ
T1でミニおにぎり×1を食べ、バイクスタート。小雨。
鳥取出身の大阪のチームメイトの教えの「最初の河川敷は飛ばさない事」を守って走ります。それのお陰か大山の登りが楽々上がれました!最初のチェックポイント金屋谷に近づくに連れ大雨に、折返し下りは土砂降り、顔に当たる雨が痛くて、1人で痛い〜といいながら下ります。
ジェットコースター区間(後半)に入ると小雨になりますが、路面はウエット。カーブが多いのでスピード抑えめに走り、直線や上りで頑張ります。
折返し後も同じように走っていると、対向車線の選手がカーブで落車し滑りながら転がってきました。前の選手が大丈夫?と聞いたら大丈夫!と言っていたのでそのままパス。
最後の10kmは河川敷、ランのことも考えてパワーを抑えて走り、T2へ。
レース前に雨だと水分補給忘れがちなので気をつけてねとアドバイス頂いていたのでガーミンに20分毎に給水アラーム入れて、忘れないように補給取りました。
ラン(40km)
マイボトル:ccd水割200ml
空腹感でた時用の煎餅、グミ
いつもスタート直後は調子よく飛ばしてしまうので、ゆっくり、ゆっくりで6分から6分半で走るので、めちゃくちゃ抜かれる。この時間雨は上がっていて蒸し暑かったです。給水所では水分はマイボトルで補給、スポンジで腕と首を冷やす。
10km手前で先頭の選手とすれ違う。
総合5位くらいにリレーで走っていた弟ともすれ違う。めちゃ速い(笑)。
総合3位、リレーで優勝した!
11km地点の弓ヶ浜ASに着いて、空腹感あったのでバナナ補給。18km地点2時間くらい、いつも2時間くらいで気持ち悪くなる…今は大丈夫そう。
だが空腹が来ている、次のエイド何かあるかな?を考えて給水所に。
食べ物は無く、持っていたグミとエイドの梅干と氷とで凌ぐ。
20km折返し、21kmのエイドも食べ物無く梅干2個食べ、ペースを少し落とし気持ち悪くならないように走りました。23km地点の夢港タワーAS。去年リタイアしたところ。
お腹は大丈夫。バナナ食べスタート前に預けたスペシャルドリンク(ccdとos1)とどら焼きを受け取り、少し休んで、後半へ。
少し走ると父と母が応援してくれていたので元気もらい通過。雨が降ってくる。
どこかで千原さんとすれ違う!を励みに。30km手前くらいで関鐵の文字が見えた。千原さんとハイタッチしてすれ違う。31km弓ヶ浜ASに戻ってきて、バナナ2個食べ、あと10km。お腹問題なし。残り5kmの跨線橋を越え最後の川沿い道に。最後のASでコーラを飲もう!と決め、走り、最後の歩道橋を渡り、残り1kmのエイドでコーラを飲むも生ぬるかった(笑)が元気は出ました。
競技場が見えてきて、前の選手と差を空けながらフィニッシュ!完走出来ました!
良かった〜!
灼熱の皆生では無かったものの、雨の皆生も過酷だったと思います。
家族やチームメイトの応援や大会関係の皆さんのお陰でゴール出来ました。
ありがとうございました😊
2024.06.01
IRONMAN70.3Hawaii(ハワイ島)
参加者:石坂(レポート)
こんにちは。
レースレポートはこれが初めてとなります。
元々はIRONMAN70.3Hawaiiには昨年出る予定でしたが、諸事情で行き先をケアンズに変更したため、DEFERRALという制度を使って1年延期しての参加でした。
とはいえ5万円相当の出走権のためにその十数倍の費用をかけて行くべきなのか。
正直迷いましたが、家族サービスと自身の(遅めの)慰労旅行を兼ねるとの位置づけとし、1ヶ月前に参加を「決断」しました。5年ぶり2回目の参加です。
ツアー費用もさることながら、やはり円安影響も含めて現地の物価は高いですね。リゾート地ということもありますが、持ち帰りのピザ1枚4000円、レストランでは料理1皿4000円、空港では水1本が500円(買いませんでした)など。平均的には日本の2~3倍です。ただビールは1.5倍程度でした。
さてレースは私が泊まったフェアモントオーキッドホテル前のビーチからスイムスタートします。
このホテルが、事務局も入り周囲にスタート/トランジット/フィニッシュが配置された拠点となっています。
朝、トランジットでバイクに水と補給食を装填しスイム会場へ行くと、沖のブイを撤去する作業が行われています。
アナウンスではスイムを750mに短縮するとのこと。岸から見る限り波はそれほど高くはなく、この程度で短縮とは海外では珍しいな、と思いつつ周囲の流れに身を任せます。
レースは20分遅れでスタート。2名が5秒おきに出るローリングスタートです。
計算上、1分に24名、10分に240名。1000人以上が参加するので最後の人が出るまで50分ぐらいでしょうか。
私は真ん中より後ろに並んだので、30分ぐらいかかりました。なおスタート前は一律試泳なしという大胆さ。
私が見る限り入水後にトラブルに見舞われた人はいないようでしたが、あまり真似すべきではありませんね。
私も慎重に入ったこともあり、スタート直後は問題なく泳げます。しかし小さな湾の外に出た途端に状況は一変。右から左への潮の流れと大きなうねりで思うように泳げません。短縮の理由がわかりました。この大会はウエットスーツ禁止となっているので、私も含め技術の低い人にとってはなおさら影響は大きいでしょう。自分では750mをうまく泳ぎ切ったと思ったものの、順位は後ろから1割ぐらいと驚くべき遅さ。この日のために買った?スイムスキンスーツは何の役にも立ちませんでした。
トランジットに行くと、当然のようにバイクは残りわずか。ただスイムは距離自体が短かったため、絶対的な遅れはそれほどではないのが救いです。
バイクは島の西岸の国道を北上しHawiという北端の町で折り返す90km。10月のアイアンマン世界選手権のバイクコースの北半分と重なっています。多少のアップダウンと折り返し地点に向かい150mほど登る丘がありますが、今日の敵は風。
常時10m程度の横風が吹き、時折バイクを持って行かれるような突風も吹きます。北東の風で貿易風と言うそうです(逆に南西の風はコナウインドとのこと)。
この大会はポイントを除いて交通規制はありませんが、全体的に車道も路肩も広く、車がすぐ脇を通って行くようなことはありません。ただ路肩もところどころ(故意に)路面を荒らしたところがありますし、地面に埋められた夜間用ライトの出っ張りに乗り上げないよう注意する必要もあり、走りやすいという感じではありません。ここに風が加わって、終始緊張したライドとなりました。
なお世界選手権ではさすがに道は全面規制されるとのことです。ただカイルアコナの街や空港やリゾート地を結ぶ島の大動脈を閉鎖するのは1日でも負担が大きく、2日は無理、とたまたま話をした現地の人が言っていました。
レースに戻りましょう。
ハワイ島での大会なので、多くの参加者は欧米人です。大柄な彼らは、パワーに物を言わせガンガン踏んで進んでいきます。
途中、下り高速区間でも、横風も何のその。男女を問わず豪快に下って行きます。私も何度か「Right!(右に寄れ)」と叱られました。これだけ見るととても太刀打ちできそうにありませんが、彼らは意外と登りに弱い。私のレベルでもスイスイ抜いて行けます。
残り10kmは概ね平坦で追い風。最後の補給を取ってラスト一気に、と思ったところがむせてしまい、なかなか治りません。ゲホゲホしてスローダウンしているときに何人かに抜かれましたが、皆「Are you OK?」と気遣ってくれました。彼らは優しいのだ。
最終的に、登りでアドバンテージを作って下りでロスし平地はそこそこ頑張って、全体の真ん中ぐらいでバイク終了しました。私としては上出来です。強風で神経を使い首肩腕が疲れましたが、足は比較的残っているようでした。
最後のランは、ホテル近くのゴルフ場周辺を2周します。
これがこの大会の特徴で、カート道だけでなく芝生の上を走ったり、細かいアップダウンが多かったり、暑さも加わってかなりきついランとなります。
1周目。それほど頑張っている感覚はないのに、ペースはキロ5分半ばを維持できます。向かい風区間も大きく遅れません。
ひょっとして好調?
しかしそんなにうまくは行きません。
2周目は図ったようにペースが落ちます。
登りは当然のように歩きます(ちゃんと走れている人はいませんでしたが)。
15km付近、数少ない直線区間は強烈な向かい風。止まりそうになりながらも折り返し点を目指して懸命に走り続けます。
折り返して一息ついて残り3kmは再びゴルフコースへ。
芝生の向こうにホテルの建物が見えてくればゴールはもうすぐ。
人と重ならないよう速度調整しながら、
レッドカーペットならぬ
芝生のグリーンカーペットを踏みしめ
ゴール!!
トライアスロンのゴールはやはり格別です!
ゴール後はすぐにランチ券を渡され、その場で軽食を取ります。ワイルドなハンバーガーは健在。
ただ以前は3杯飲めたビールは缶ビール1本に。
物価高の折、仕方ありません。
足りない分は部屋に帰って補給しました。
レース結果は下記の通り。
[総合] 6:06:50
375位/973人(順位は速報値)
[60-64歳カテゴリー]
12位/52人
総合の相対順位は上位約40%で、5年前とほぼ同じ。
これは年月の経過を考えると上出来でしょう。
年齢カテゴリーでも5年前より相対順位を伸ばしました。
ランは2時間は切れませんでしたが、5年前より4分タイムを縮めました。
タチトラのメンバーと良い練習ができている成果と思います。
今回のレースが次戦(3W後の五島)に向けた弾みになるか、あるいは疲労が取れず撃沈するか、このレポートを書いている時点で不明です。でも次のレースはまた楽しみですね。
最後に、国内でも海外でも、組織が大きくても小さくても、大会が人に支えられていることに変わりはありません。
楽しい思い出を頂けたことに対し、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、地元の皆さん、レースで共に走った皆さんに、
心より感謝いたします。
■第15回館山わかしおトライアスロン大会(愛称:タテトラ)
2024年5月26日(日)
参加者:氏田英さん、氏田実玖さん、下川さん、岡安さん、河内さん、三宅さん、林さん、太田さん、有賀(レポート)
天気:晴れ
気温:28℃ 水温20℃
タテトラ初参加です。また、昨年10月に入会以来、タチトラメンバーとして初めての大会および、自身2度目のオリンピックディスタンス(公称:スイム1.5km(2周)、バイク40km(9周)、ラン10km(4周))です。
実際は・・・スイムは干潮に近く、泳いだのは1.3kmぐらい。バイクは38kmぐらいでした。(スイムが苦手な私にとってはラッキー!!)
前日の6時半に柴崎体育館に集合し、車2台で出発です。多少の渋滞がありながら、川崎大師近くのコンビニ、海ほたるで休憩を取りながら、順調に昼食の冨浦「お盛ん倶楽部」「おさかな倶楽部」に開店10分ほど前に到着。すでに順番待ちで23番目。でもすぐに入ることができ、新鮮なお魚を堪能できました。
定宿の「げんべい」さんに到着後、バイクで会場の下見。戻ってきて宿の前の海でスイム。寒そうで悩みましたが、皆さんの声に押されて、結果OK。寒さはなく、海に対する若干の不安も解消です(とはいえ、岩に手足付き、擦り傷数か所。。。)。
最後にランで「崖観音」まで往復。夕食はキンメダイの煮つけなど豪華豪華!!お腹いっぱいで、前日の調整はばっちりです。
(K内さんのビールがおいしそうでした。がまん、がまん)
当日は、7時半に宿を出発。会場に着けば気分も盛り上がってきます。8時半からはバイク試走。話は聞いていましたが、コースの狭さに驚きながら、路面状況の確認と安全な追い越し方などを教えていただけました。(試走、大事ですね)
9時半から第1グループのスタート。Hさんがんばって!!(と言いながら自分の緊張感は上がってきます)
10時前から自分も準備開始です。「いつもの練習を、今日はスイム、バイク、ランと続けてやるだけだよ」と言われて、自分にも言い聞かせます。同じスタートのK内さん、M宅さんと談笑(顔は引きつってた?)しながら気持ちを落ち着かせます。
10時40分。第3グループの10人ずつのローリングスタート。干潮のため、相当の距離を泳がず走ります(息があがります)。膝上ぐらいまできたところで、スイム開始。「おおっ 透明度ばっちり!サンゴだ!魚だ!波ないぞ!泳ぎやすい!」と、最初はそんなことを考える余裕はなかったですが、次第に気持ちも落ち着き、周りをみる余裕も出てきました。当然のように周りに追い越されながら、激しいバトルもなく、まずはスイムフィニッシュ。次のスタートを待っているメンバーからの激励を受け、トランジションに向かいます。(めがねしてないので、誰が誰だかよくわかってなかったですが。。。)
シューズを履く姿勢になったときに足がつりそうになりましたが、なんとか踏ん張ってバイク開始です。(ここでガーミンの操作間違えて、バイクの記録取れず。。。直そうと思いましたが、パニくって諦めました)
バイクは基地内の平坦なコースを9周です。サイコンを頼りにしながらも、間違えないよう周回数を数えていきます(♪「いっぽんでもニンジン」を頭の中で歌いながら・・・ がうまくいったかも。世代がばれますね。。歌の詳細はwebで(笑))。
練習も必要だけど、大人として道具をそろえるのも戦略だ!!と言い聞かせ、つい先日インストールした(メルカリ購入の)ホイールとDHバーのおかげか、前半は自分の中では調子よく進みました(ガーミンは動いてないですが。。)。しかし、方向によっては、向かい風はそれなりにあり、後半はだいぶペースダウン(踏みすぎです)。
U田さんには後ろから声をかけていただき、(かるーく、抜かれましたが)力になりました。「クジラ、クジラ(「いっぽんでもニンジン」の歌詞です)。最後の1周」と気合を入れなおして、バイクフィニッシュ。
最後のラン4周。先行するK内さん、M宅さんとすれ違って、「追いついてやれ」と気合が入ります。暑さ対策で、前から、頭から、背中から水をかけてもらいながら、ポカリを飲み干し、気合を入れた通りなんとか走り切れました。(苦しいと自分に負けてしまいがちですが、柵の外からの応援も力になりました。ポカリ最高!!(違う、応援最高!!))
第1グループのHさんにはゴールで待っていてもらい、K内さん、M宅さんとはお互いの健闘を称えあい、後のグループスタートのメンバーとも完走を喜び合うことができました。
レース中やレース後の多少のトラブルはありましたが、参加メンバーが無事に完走することができました。一人ではなく、仲間がいるから、より力が出せるし、楽しめるのだと思います。
2日間の「大人の合宿」最高です。
車の運転や宿の手配など対応いただいたみなさん、ありがとうございました。
前日の海連、対応いただいたみなさん、ありがとうございました。
日々の練習会での先輩方のご指導感謝します。引き続きよろしくお願いします。
大会関係者の皆様もありがとうございました。
来年もきれいな海での大会(おいしい食事も)、楽しみです。
帰宅後の一杯が最高でした(結局それかよ!!)
結果:2:47:35 総合305位/完走659人